キャバ嬢は売れてナンボの職業。
もし仮に売れなかったら、履歴書に空白を残すだけの惨事となる。
ただ、キャバで儲けるだけでなく、人脈やパイプを広げるのもありだ。
有名な話で、某人気アイドルグループにいた中心メンバーが、
地元のキャバクラで、業界の権力者を捕まえ、
芸能界に飛躍させてもらった話がある。
キャバ嬢はデメリットが多い分、メリットも隠れてる職業。
自分の努力じゃどうにもならない人もいれば、
大して努力もしてないのに人気キャバ嬢になっていしまうこともある。
最近では芸能界・モデル業界からの、
逆輸入のキャバ嬢が増えている。
もともとどこかの雑誌で有名だった子がキャバクラで働くのだ。
この場合は大した接客の腕がなくてもネームバリューやステータスだけで、
人気キャバ嬢に成り上がってしまうことが多い。(誰とは言わないが)
歌舞伎町の人気キャバ嬢の秘密といえば、主にその件。
スカウトさんが、元モデルや、落ち目な雑誌のモデルに目をつけてることが多い。
モデル関係とつながりのある店はとても強く、元モデルだったキャバ嬢が元モデル仲間や後輩を紹介したがるケースもある。
悪くいえば、歌舞伎町の一部の有名店の中では、
友人関係の枝葉でグルグル回ってるケースが多いのだ。
もちろん、お店内での頑張りで有名キャバ嬢になれることもあるが、
この場合は長い年月が必要で、どこかのメディアに取り上げられる必要もある。
キャバ嬢の需要も弱くなり、雑誌「小悪魔AGEHA」の人気が低迷してる今、
「売れてるキャバ嬢」として、新たに世間に認知されることは難しい。
最近ではジャントルマンズクラブの愛沢えみりさんが人気キャバ嬢として脚光を浴びてるが、
彼女は、雑誌「小悪魔アゲハ」の人気の、最後の一絞りに上手く乗れたような形。
仮に愛沢えみりさんが出てくるのが後一歩遅ければ、
現在のような知名度はなかったはずだ。
雑誌も売れなくなってきており、雑誌モデルからの逆輸入の元モデルが、
今後も歌舞伎町に多く流れてくることだろう。
いつしか、歌舞伎が「モデルの墓場」とまで言われてもおかしくないぐらいだ。
地方で売れてる子は無理して歌舞伎に進出せずに、
地元でぼちぼち売れて、早めに結婚をするのが賢いだろう。
キャバ嬢の形も、今後どんどん変わっていくことだろうな。
そしてキャバクラの料金やシステムも進化し、
今よりも複雑な階層で、ある意味ステータス重視な世界になっていくことだろう。