この世界に入る前に「親は当然、友達にだって知らせない!」と意気込む人が多いと思います。
友達の柄によっては夜の世界に偏見を持っていて、自分がキャバをやってると知ったら離れて行く人もいるでしょう。
言いようによりますが、友達に秘密したいと思うのは当然かもしれません。
しかし、果たして友達に知られないで働き通せるのか?
・・・・実際難しいと思います。
親に隠し通せる人はそこそこいますが、友達にバレないで働ける人は少ないです。
しかし、中には友達に知られないで働き通す人もいます。(稀ですが)
まず、どうして友達に隠し通すことが難しいのか?
その理由から反面教師で「隠すコツ」を書いていきます。
1、自分が知らないだけで周りにキャバで働いてる友達、キャバに関わってる人が意外といる。
夜の世界で働いてることを言いたくないのは自分だけではありません。
「体入に行ったら、知人が働いてた!」という話はよく聞きます。
逆に自分が安心して働いてると「お店に知人が体入してきた!」という話はもっとよく聞きます。
それはキャスト同士だけでなく、ボーイのアルバイトでも多いです。
大学生やフリーターからすればボーイは美味しい仕事だったりしますので。
「ボーイは人数が限られてるから知人の可能性が低いのでは?」と思う人もいると思いますが、
それは浅知恵です。ボーイはバックレたり、
採用したりを繰り返すのでアルバイトは次から次へと現れます。
入店して安心してたら、いきなり知人・友達が現れるってことも充分ありえます。
そして、キャバクラに遊びに行く男が意外と多いということも忘れないでください。
「お店で昼職の上司に遭遇した!」って話もよくあります。(キャバを舞台にしたドラマで多い設定ですが、現実でも多いです。)
人ひとりに広まるだけで、噂は一気に広まります。
入店1日目で友達に隠すことを諦める人が多いです。
ここをクリアするにはどうしたらいいのか?
それは、単純かもしれませんが友達がいない地域でやることがオススメです。
友達が働かなそうな場所、
遊びに来なそうな場所を選ぶのが基本です。
そして関東なら歌舞伎・六本木・横浜には近寄らないことです。
歌舞伎・六本木・横浜のお店には各地方から出てきてる人間が多く働いてますし、
接待や記念にキャバを利用する男が多いです。
出勤してる姿、同伴やアフターをしてる姿を目撃されることも多いですから。
2、顔出しやブログから足が付く。顔出ししてなくも同僚のブログに顔が出る。
ホームページやキャバクラ情報サイトのお店のページに自分の顔を公開するのは勿論NGです。
よほど派手に修正しない限りすぐにバレます。
キャバクラ情報サイトではお店の女の子ごとにブログが書けるスペースが用意されています。
お店の基準によりますが、レギュラーの子はブログを書かされたり、
ブログのノルマがあるお店もあります。
顔は出していなくても、そこに自分の顔や部屋を写したら本末転倒です。
そして、自分が顔出しもブログもやっていなくても、
仲の良い同僚がブログをやっていたら自分と一緒に写った写メをブログに載せる可能性は大です。
同僚に「友達や知人には知られたくないから載せないで」とは言うべきですが、
言ったところでイベントなどで皆とノリで撮った集合写真は誰がブログに載せてもおかしくないです。
後者の集合写真は自分が小さく写るケースがほとんどなので大丈夫だと思いますが、
3人や4人で肩を寄せて撮った写真は顔がハッキリしてるので危ないです。
キャバクラの情報サイトやブログは誰が見てるかわからない、
誰が誰と一緒に見てるかわからない。書いてる本人達が思ってる以上に危険です。
これはまず、アルバイトで影薄く働くことが一番です。
レギュラーで働くのならブログや顔出しがNGなことを前もってお店に伝えることです。
顔出しもブログもやってない女の子なら、
同僚も空気を感じ取ってブログに自分の姿を載せないように気を使うでしょう。
実際キャバクラにはそういう空気のやりとりもあります。(自分で嫌だと言うのが一番早いですけど・・)
3、お客さんや同僚に教える情報と、敵視してくる同僚の嫌がらせ。
自分の教えた情報だけが流れてバレるパターンは少ないですが、
情報の内容によって人に注目されたり、嫉妬を煽ったりすると危険です。
お客さんが嬢に聞いてくるベタな質問といえば、
年齢。血液型。出身地。趣味。高卒なのか大卒なのか。女子校だったのか共学だったのか。
公立だったのか私立だったのか。裕福な家庭なのかそうではないのか。
将来何がしたいのか。今までどんな仕事をしてたのか。家族構成はどんな感じなのか。どんな事情でキャバをやってるのか。ザッとこれだけあります。
ここをバカ正直に答えると危険ですが、
気取った嘘を付くもの同じぐらい危険です。
百歩譲ってお客さんにだけに聞かれるならまだマシですが、
同僚の耳に入ると危ないです。
まず、バカ正直に答えるパターンですが、
これはお客さんや同僚に知られた後、好かれ過ぎてか嫌われ過ぎてかの理由で掲示板に書かれるケースが多いです。
もし自分が北海道出身なら、
某掲示板の北海道の板に書き込まれ情報収集される危険があります。
そこで知人の目に付く可能性は大です。
そして、気取った嘘をつくパターンですが、
ここで同僚に嫌われて目の敵にされる可能性は大です。
「お父さんが社長」「貧乏な男と付き合ったことない」「慶応行ってたけど退学した」など、
嫉妬を煽る嘘は同僚に聞かれたら終わりです。
「嘘だから掲示板に書かれても大丈夫」と思っていたら間違いです。
嫌われると同僚はあなたの嘘に目を光らせます。
ひとりに嫌われるということは、その派閥に嫌われるということと同じです。
同じ席に付いた日には「今日あんなこと言ってたよー」と営業の後に陰口叩かれるでしょう。
愚痴から自然とネットワークで情報が溜まり。
そのうちあの手この手でメッキを剥がされるでしょう。
人って不思議で、嫌味な嘘を聞くとメッキを剥がしたくなるものです。
最終的には某掲示板で叩かれ、身バレどころの騒ぎじゃなくなります。
ここは怖いですが、そこまで難しいことではありません。
夜の常識と日常の常識があればいいだけの話です。
まず、夜の常識とは「お客さんの前では別の自分でいる」。
日常の常識では「人が不愉快に思うことは言わない」。
これがすべてです。
お客さんの前で全部が全部嘘である必要はないですが、
攻められても対応できる範囲は嘘で固めましょう。
そして、自分の設定を作るなら当たり障りない内容の嘘を基準にしましょう。
もし派手な嘘を付くなら、指名貰ってるお客さんの席で仲のいい同僚がヘルプに付いてるときのみにしましょう。
そのとき同僚に嘘の意が伝わっていればどんな派手な嘘を言っても問題ないでしょう。
上記を簡単にまとめます。
1、友達のいない土地で働く。
2、歌舞伎、六本木、横浜では働かない。
3、情報サイトで顔出しとブログはやらない。
4、バレたくないことはお店と仲の良い同僚には伝える。
5、働く前にある程度は設定を決めておく。
6、鼻につく派手な嘘は控える。
本当はもっと色々とありますが、簡単書くとこんなモノです。
この6点を押さえて最低限の警戒心と危険予知能力があれば身バレはしないでしょう。(それがある人は残りの詳細も暗黙の了解だと思います)
友達にバレないまま働くことがどれだけ大変なことなのか少しはわかって貰えたと思います。
そしてバレないままガンガン稼げる人は神の領域だということも知っていて欲しいです。
ほぼ不可能ですから。
もしキャバで高収入を求めるのであれば身バレは諦めたほうがいいでしょう。