【高校野球】地方大会で敗れたプロ注目選手はいる?

花巻東高校(岩手)の佐々木麟太郎、広陵高校(広島)の真鍋慧、九州国際大付高校(福岡)の佐倉侠史朗とプロ注目のスラッガーが地方大会を勝ち抜き8月6日に開幕する夏の甲子園出場を決めました。そんな甲子園 注目選手が集まる一方で、プロ注目でありながら佐々木朗希や大谷翔平甲子園のように最後の夏に甲子園出場を逃した選手も数多くいます。

そこで今回は地方大会で敗れたプロ注目選手を3名ご紹介します!

惜しくも地方大会で敗れたプロ注目選手3名

惜しくも地方大会で敗れ甲子園出場を逃したプロ注目選手は

  • 前田悠伍(大阪桐蔭高校)
  • 木村優人(茨城・霞ヶ浦高校)
  • 東松快征(愛知・享栄高校)

です。

順番に紹介していきます。

前田悠伍(大阪桐蔭高校)

まず1人目は大阪桐蔭高校で入学以来”無双”をしていた前田悠伍投手です。

小2から野球を始め、6年でオリックスジュニアに選ばれました。中学時代は湖北ボーイズでプレーをすると、1年時には12歳以下の世界少年野球日本代表入りを果たし、世界一を経験しました。鳴り物入りで大阪桐蔭高校に進学すると、超高校級左腕として1年秋からベンチ入り。エースナンバーこそ上級生に譲るも重要な試合で先発するなど、エースとして活躍してきました。

主将として挑んだ3年夏は履正社高校との決勝戦に登板。8回3失点で打線の援護もなく敗戦。残念ながら甲子園で姿を見ることはできませんが、プロ志願届を出せば競合は必至と言われるほどの逸材です。

木村優人(茨城・霞ヶ浦高校)

2人目が茨城県霞ヶ浦高校の身長185センチ、体重80キロと大柄な体から投げ込む最速150キロのストレートが武器の右腕木村優人投手です。

霞ヶ浦高校へ入学するとすぐにベンチ入りを果たし、1年夏の県大会ベンチ入りを果たし、1年秋の予選から背番号9を背負い、以降、3番・右翼手兼投手として活躍します。2年秋からはチームのエースとして活躍しました。

決勝戦で土浦日大高校と対戦。3−0とリードした9回に一挙5失点。惜しくも甲子園出場を逃しました。

高橋監督は「正式な話はこれからですが、大学進学はなく、プロか社会人ということになります」と話しており、高卒でのプロ入り、もしくは社会人野球を経験してからのプロ入りを目指していきます。土浦日大高校戦に4名のスカウトと共に訪れた西武・渡辺久信GMは「疲れとかがあったのかも。でも全体的に投手としてのスキルは高い」と話しており、高評価を得ています。

東松快征(愛知・享栄高校)

3人目が愛知県享栄高校の最速152キロ左腕東松快征投手です。遠投120m、50m6秒1という高い身体能力を誇り、主将兼エースとしてチームを牽引し、愛知県大会6回戦の愛知啓成高校戦でノーヒットノーランを達成しました。

1年背の秋からベンチ入りを果たすと投手として結果を残し、新チーム発足の2年秋からは主将としてチームを牽引してきました。最後の大会となった今大会は準々決勝で愛工大名電高校に敗れ更新出場は叶いませんでした。

試合後、楽天の愛敬尚史アマスカウトグループマネジャーは「高校生トップクラスの直球を投げる。将来が楽しみ」と評価し、中日の清水昭信スカウトも「素材は間違いない。今日だけで判断できない。10月まで追いかける」と高評価をしています。今後の進路についてはプロ一本とのことで、何巡目での指名となるのか、期待がかかります。

最後に

今回はプロ注目ながら惜しくも地方大会で敗れた選手3名を紹介してきました。甲子園 注目選手は1年時から期待され続けてきた佐々木麟太郎選手、真鍋慧選手、佐倉侠史朗選手と野手が多く、反対に期待された投手が惜しくも甲子園で姿を見ることができない、ということになりました。

とはいえ、甲子園に出場する投手にも茨城・専大松戸高校の平野大地投手ら注目の投手も多くいますので、どのような試合になっていくのか、これから楽しみです!

第105回全国高等学校野球選手権記念大会は8月3日組み合わせ抽選会、6日開幕、休養日(3回戦・準々決勝・準決勝の翌日の計3日間)を挟んで22日が決勝戦の予定です。高校球児の熱い戦いを応援しましょう!

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