楽曲全てが作品にぴったり!アニメ『推しの子』主題歌を徹底調査

2023年に放送されたアニメの中で最も注目を集めたのが『推しの子』でしょう。推しの子 アニメは作品の内容だけでなく、その主題歌「アイドル」が作品とぴったりだとしても話題となりました。最近は新海誠監督の天気の子 挿入歌、RADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」をはじめとする楽曲が作品に合わせて作られていたこともあり、映画と合わせて話題となりましたよね!

そこで今回は推しの子 アニメの主題歌『アイドル』について徹底調査していきます!

『推しの子』の概要

『アイドル』についてまとめる前に『推しの子』についてまとめておきます。

主人公の青年(アクア)が死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドル(アイ)の子供に生まれ変わる「転生もの」です。転生してキラキラした生活をする、というものではなく、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇を描くリアルさが本作の特徴です。

主題歌はYOASOBIの『アイドル』

推しの子 アニメの主題歌は、2人組の音楽ユニットYOASOBIの『アイドル』です。この楽曲はビルボードジャパンで総合1位を4ヶ月にわたって首位をキープしています。

YOASOBIとは

YOASOBIは【小説を音楽に】をコンセプトに活動する2人組グループです。ソニーミュージックが運営する小説やイラストを投稿するサイトのスタッフが、【小説を音楽に】というアイデアをもともとボーカロイドなどで楽曲作成をしていたAyaseさんに提案した事で発足しました。このコンセプトのもと、ボーカル探しをしていた時に発掘されたのがikuraこと幾田りらさんです。ikuraさんの声を聞いた瞬間にAyaseさんが「この人しかいない」と感じたことがきっかけで組むことになったんだとか。

最初はそのサイトの小説を中心に楽曲にしていましたが、最近ではYOASOBIの為に書き下ろされた小説などもあるほどです。

『アイドル』の原作は赤坂アカかさんの小説

『アイドル』は、『推しの子』の原作者の赤坂アカさんが書き下ろした小説『45510』が元になって制作された楽曲です。『45510』は、アイが所属していたB小町の元メンバー目線の物語で、完璧で究極のアイドルであるアイの知られざる一面が描かれています。また、漫画では描かれていなかったB小町メンバーとアイの関係性やメンバーの名前も一部判明します。

ちなみに、小説のタイトルでもある「45510」という数字は、生前アイが使っていた携帯電話のパスワードです。原作漫画のファンの間では「45510」という数字には何か意味があるのではないかと考察されていましたが、この小説ではその数字の意味も明らかになります。

なおこの小説は2023年4月13日より、期間限定で全編特別公開されています。

Ayaseは『推しの子』のファンで『アイドル』は原作から影響も

Ayaseさんは『推しの子』主題歌のオファーが来る以前から、原作の読者だったと公言しています。作品を読んだことで創作意欲が湧いたAyaseさんは、リリースなど関係なく楽曲を製作していたそうです。ただ、当然ながら、YOASOBIのコンセプトに当てはまらない為、世には出せませんが、自身のボカロ曲として出せれば良いかくらいの感覚でいたそうです。

このような経過があった中で、推しの子 アニメの主題歌オファーがあり、完全に1から作品を作ったのではなく、元々あった楽曲をなんと流用(というかほとんど原曲のような状態)しているのだそうです。

最後に

今回は大人気アニメ『推しの子』の主題歌YOASOBIの『アイドル』についてまとめてきました。原作者赤坂アカさんが著した小説が元になっているということもあって、アニメと主題歌がぴったりなのでしょう。

第2期の制作も決定した『推しの子』。その主題歌は誰が担当するのかわかりませんが、『アイドル』同様に本編とぴったりな楽曲が主題歌になることが期待されますね!

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